ナイトメアの使い方次第では賞金をかけられることがある。
悪事を働く者から権力者を敵に回した者まで様々であり、賞金首すなわち悪人というわけではない。
賞金を出す者は個人や団体、暫定政府など様々である。
情報はインターネットや雑誌を通して賞金稼ぎに流される。
『賞金稼ぎ』
バウンティハンターとも呼ばれる。賞金首を捕らえて賞金を得ることを生業としている者。
賞金首がナイトメアを持つ者であることがほとんどであるため、必然的に賞金稼ぎも対等の力を持つナイトメア使いであることがほとんどである。
ナイトメアを持つため社会から阻害された人間が最後に行きつく仕事といわれているが、趣味や自ら進んで賞金稼ぎになる変わり者もいる。
単独で行動する者、グループを組む者など多種多様。
『アノニマ』
ナイトメア使いのことをさす。
彼らを取り締まろうとする集団からつけられた呼び名であるため、ナイトメア使い本人はあまり使わない。
精神の病でアンノウンを服用していた者やドラッグとしてアンノウンを使っていた者がほとんどであるため、アノニマは精神的な異常を持つものが多い。
『バク』
アノニマ(ナイトメア使い)を抹消するため造られた強化人間。
能力的にはアノニマと同程度。
悪魔の薬『アンノウン』
精神安定剤の一つとして開発されたものだが、効き目の高さに遊びとして使うものが後を絶たなかった。
アンノウンが脳に与える刺激の副作用として「ナイトメア」が現れるようになり、今では厳しく取り締まられているため入手困難。
詳しい成分や製造ルートなどを知るものはごく一部の限られた人間だけである。
悪夢の能力『ナイトメア』
『アンノウン』の副作用として現れた能力の総称。
その能力はテレパシーから不老不死まで人によって様々である。
戦争に役立つ能力を持つものは兵士として徴兵されることも多かったというが、戦争が世界から消えた今、ナイトメア使いは居場所をなくしつつある。
自分がナイトメアを持つことを知らずに生きる者や、ナイトメアを隠して普通の人間として生きる者も多い。
今からちょっと未来の話。
人間はとある薬剤の副作用から、不思議な力を獲得しました。
人々はその力を『ナイトメア』と呼びました。
まさに悪夢のような力だったのです。
ナイトメアを持つものは有能な兵士になり、形を変えた戦争に大いに役立てられました。
戦争の後に残ったものは、荒廃した大地とわずかな人間、そしてナイトメア。
ナイトメアを私利私欲のために利用し世界を破滅に導く者が現れることは必然のことでした。
ナイトメアを止められるのは同じくナイトメアを持った者だけ。
こうしてナイトメアをめぐる新たな戦いが世界に広がったのです。
―――――自由な世界で後悔のない選択を。たとえ負け犬になったとしても、その遠吠えは届かない。
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