医者『ウラジーミル』
フルネームはウラジーミル・リヤトニコフ。旧ロシア軍の軍医で少佐。
複雑な環境に育ち精神的に病んでいたためアンノウンを服用、ナイトメア『完全な治療』(触れるだけで生き物すべてを完全に治療できる)を買われて戦争の際最前線へと狩り出され、結果それが彼の精神をさらに蝕むことになった。
とある事件で賞金首になるが、ユエとレインに捕まり諭される。
遊び人『ユエ』
天性の遊び人。楽しいことと寝ることが好き。将来の夢は世界征服と公言している。
見た目は小柄で幼い少女のようだが実年齢や本名など一切不明。
ナイトメアにより自然治癒力が異常に高い。その他の能力などは不明。
*確認されているナイトメアは『不死身の体』(絶対に死なない能力)、『心の鍵』(精神や記憶に侵入する能力)。
狙撃手『ヘルベルト』
フルネームはヘルベルト・クラインシュミット。
黒髪黒瞳の青年で元軍人の狙撃手。
軍の任務の際に神経を鎮めるため度々服用していたアンノウンの副作用により自我がほとんど崩壊してしまった。
命令に忠実で情に流されず動揺もない彼は機械のように銃を操ることができるが、人間とまともに対話することができない。
自分と他人の境界線を限りなく曖昧にすることで相手の心に侵入することができるが、自我がないため使いどころがなくほとんど役に立たない。
*通る人間を狙撃せよと上官の命令を受けたまま戦争が終結するが、自我のない彼は命令以上のものを判断できずに身を隠し続けていた。偶然通りかかったユエを狙撃するがナイトメアを持つユエに逆に捕まり、ほとんど強制的に行動を共にすることになる。
機械と対話する者『レイン』
適当に散髪した茶色の髪とグリーンの瞳を持つ少女。
賞金のかかったナイトメア使いを退治することを生業にしているバウンティ・ハンター。
鉄くずから精密機器まで自分の意思で自由に操ることができる。
人間嫌いで人見知りがひどい。
重戦車『ルドルフ』と行動を共にしている。
今からちょっと未来の話。
人間はとある薬剤の副作用から、不思議な力を獲得しました。
人々はその力を『ナイトメア』と呼びました。
まさに悪夢のような力だったのです。
ナイトメアを持つものは有能な兵士になり、形を変えた戦争に大いに役立てられました。
戦争の後に残ったものは、荒廃した大地とわずかな人間、そしてナイトメア。
ナイトメアを私利私欲のために利用し世界を破滅に導く者が現れることは必然のことでした。
ナイトメアを止められるのは同じくナイトメアを持った者だけ。
こうしてナイトメアをめぐる新たな戦いが世界に広がったのです。
―――――自由な世界で後悔のない選択を。たとえ負け犬になったとしても、その遠吠えは届かない。
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